温泉観音

南平台温泉は、昭和六十二年九月、南平台温泉ホテル創業オーナーである神場多巳一翁によってこの地で掘削され湧出に成功しました。
その源泉は、四十四度の弱アルカリ性単純温泉で、命名の基となった観音力により、入浴した人々の心身を柔らかく包み、癒してくれる名湯として、その後、南平台温泉ホテル並びに日帰り温泉観音湯において数多くの人々に幸せをお伝えしております。

発展し続ける南平台温泉でしたが、去る平成二十三年三月二十一日の東日本大震災罹災により観音湯の本館及び大浴場棟が半壊状態に陥りました。しかし、この時、奇跡的に無傷で残ったのが、『至福観音様石像と、平成六年に佐野市天明鋳物師の栗崎二夫先生鋳造のこの聖観音小像』であります。正に、聖至福観音様石像と至福感音小像の観音力に守られたかのように、観音湯美人の湯源泉と現観音湯入浴場も無事に再開することができたのであります。
この度、旧観音湯本館飲泉から現在の観音湯に新設された飲泉所に、『至福聖観音石像』が移設され、白久山長泉寺方丈、堀江龍見老子様の御命名により新たに『温泉観音様』と改称されました。この、小さな『至福聖観音小像』は、温泉入浴・飲泉を通じて観音様の観音力に触れる恵みを受けられた善男善女の皆様に、左手に持つ壺から無尽蔵のありがたい温泉聖水を観音湯に注ぎ入れて、皆々様の心身の健康増進と福と幸せを呼び寄せてくださいます。